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2022年11月・特発性器質化肺炎 [特発性器質化肺炎]

吉田寺・奈良のぽっくり寺
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(2022年10月中旬撮影、NikonDf )

老々になると最後は人の世話にならず始末を終えたいもの、とはいえ必ず他人か身内を問わず、人の世話にはなる。せめてシモの世話にはなりたくないというので、妻が美容院で聞いてきたその種のご利益があると云われるお寺に参拝に行くことにした。観光も兼ねて、古都奈良にある吉田寺(きちでんじ)を訪れて祈祷を受けた。天智天皇の勅願による創建という由緒あるお寺、ご利益に期待したい。

2022年11月
リウマチ薬の副作用かと思われた痰が旅の前後からひどくなってきた。10月下旬の血液検査を終えたあと、夕刻に担当医から電話があり、炎症数値(CRP)が異常に上がっており、リウマチ以外の疾患が考えられるのでリウマチ薬の投与は中止するように連絡を受けた。

再検査でレントゲンの結果、肺炎になっていると云われ抗菌剤を3日間点滴投与したが肺炎の影は消えず、呼吸器内科にも回されて1週間の抗菌剤の経口投与を行ったが芳しくなかった。

呼吸器内科の医師からはリウマチ患者がままなる特発性器質化肺炎の疑いと告げられて入院になった。
主たるリウマチ薬のリウマトレックスとエタネルセプトは、この肺炎とぶつかるという呼吸器内科の医師の説明があったが、薬剤性の副作用ではないのかと今にして思う。肺炎が治るまではリウマチの治療はお休みとなるので、入院早々(肺炎の精検中)に手のこわばりや膝の痛みが出てきた模様である。

入院当初は点滴による抗菌剤投与が行われたが、精検後はステロイド投与となり、点滴は終えた。ステロイドはプレドニン錠5㎎を4錠、週単位で投与数を減らしていく予定と医師から言われた。

ステロイドの効果はリウマチにも絶大で、膝の痛みも消えて、炎症数値も下がってきたようである。この特発性器質化肺炎は感染性ではないのでステロイドが有効らしい。尚、よくわからないが血栓の数値がよくないということで、血栓予防の薬(リクシアナ)も出ている。

入院は1ヶ月以上を見込まれており、幸いにも四人部屋が空いていたので差額ベッド代も少なくて済む。寝巻とかタオルはレンタルとして、下着などの交換に数日おきに通うことにした。もちろん新型コロナの影響で面会は不可、ナースターミナルで都度荷物受け渡しの依頼を行う。新型コロナはますます盛んで、病院の発熱外来はいつ行っても人でいっぱいである。

関連ブログ:吉田寺・奈良のぽっくり寺
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2022年12月・退院 [特発性器質化肺炎]

皆既月食と天王星 (2022年11月8日撮影、NikonDf )
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2022年11月8日20時40分58秒に撮影した皆既月食中の月、画面左下の青い星が天王星、数分後に月食中の星食が始まる。妻は入院前の体調不良で観ていない。寒空の中、私も風邪気味で咳が酷くなってきたので星食に入ったことを見届けた後、撮影を終了した。

2022年12月
特発性器質化肺炎の疑いで、11月中旬に入院し、ステロイド剤プレドニン錠の投与を受けていた妻の経過は良好で、12月下旬に退院することができた。入院期間は37日間である。

入院中は特発性器質化肺炎の治療としてプレドニン錠5㎎4錠を毎日投与、血液検査で血栓の数値が高いとの事で、血液が固まりにくい薬であるリクシアナの投与も受けた。特発性器質化肺炎のせいか肺塞栓症の診断も受けており頻脈もあるので、心電図と酸素濃度計を常時装着していた模様。妻が下着の着替えやベッドから移動のときに、うっかりセンサーが外れると看護婦が飛んでくる・・らしい。

週単位で投与数を減らしていく予定と聞いていたプレドニン錠は、退院前には4錠から2錠に減らされた。但し、リウマチの症状が強くなってくるので、リウマチ担当医からアザルフィジンに加え「リマチル」という免疫調整薬が追加された。

妻の退院により、単身赴任以来の独身生活も終わりを告げ、また規則正しい生活に戻る。退院後の妻は割と元気で、入院中に食べた病院食の再現や、野菜を多めに摂ることに努めているようである。また、我が家の朝食が、バナナからサラダ付きのパン食に変更になった。妻は入院で痩せたが、私は妻の入院中に増えた体重が戻りそうである。

退院後1週間、年末に再検査と診察を受けた。呼吸器内科では肺炎の影はほとんど消えたとのことであるが、ステロイドや血栓の薬は継続である。リウマチ科の方も呼吸器内科での薬が継続のため、従来のリウマトレックスや生物学的製剤はなしで、免疫調整薬と痛み止めでしばらく我慢の様子見である。リウマトレックスや生物学的製剤の在庫が6週間分あるが返品は不可の模様で、また使いますからと医師の伝。次回診察は1月下旬、異常があったら連絡くださいと云われたが、異常があるのはゴメンである。

入院37日間の費用は¥510,010、その他寝巻きやタオルのレンタル代が¥16,280、入院時に支払った保証金¥100,000(現金)は入院費用と相殺である。医療費保険に入っているので半分近くは保険金で補填されるが、今まで払ってきた保険代を考えると保険で得することはないなと・・。年末の診療費は検査代と薬代で¥9,980であった。

今回入院した病院は国際医療福祉大学市川病院という大きな病院であるが、病棟に公衆電話の設置がなかったのは今どきである。妻は携帯電話を持っていなかったので、連絡用に急遽購入した・・いろいろある。

関連ブログ:皆既月食と天王星
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2024年1月・年が明けて [特発性器質化肺炎]

2024年は元日から能登大地震、2日にはJAL機と海保機の衝突事故と波乱の年明けで始まった。
例年、初詣に柴又帝釈天などに出掛けていたが、歳をとると億劫になり、昨年末に鎌倉の鶴岡八幡宮を参拝したので、それでよしとした(何がよしなのかわからないが・・)
(2023年12月中旬撮影、Nikon Zfc)
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鎌倉の鶴岡八幡宮は我が家の娘二人のお宮参りをした、我が家にとって由緒正しき神社である。

2024年1月
昨年の春以降、関節リウマチの症状はさほどではない状態が続いている。特発性器質化肺炎は症状はないものの、治療薬としてステロイド剤プレドニン錠と血栓の薬であるリクシアナを継続している。関節リウマチの薬は免疫調整薬リマチルとアザルフィジンと痛み止めである。

昨年末に採血した検査結果は「CRP(関節の炎症度合いを示す)」の値は2.02、「MMP-3(関節の破壊を示す指標)」の値は199、「リウマトイド因子(RF:rheumatoid factor)」の数値は114で、RF値は退院時から下降している。リウマチの症状は安定傾向だが、CRPの数値は若干上昇した。

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今月もリウマチ科と呼吸器内科の併診である。呼吸器内科は毎回レントゲンを撮影、状況は良好であるという診断であるが、薬は継続である。前回に血液検査で「β-Dグルカン」という数値が上昇してきているという指摘を受けたが、今回も上昇(24→32pg/mL)しており、真菌が原因のアスペルギルス肺炎の心配があるので、次回はCTを撮るそうである。

1月の病院への支払いは血液検査が¥5,200、診察及びレントゲンと9種類の薬代が¥10,820であった。

昨年12月には日本リウマチ友の会千葉支部による講演会があり、市川駅前の山﨑製パン企業年金基金会館に行ってきた。国府台病院のリウマチ担当医師による講演で最近のリウマチ薬に関する内容であった。現在妻が患っている肺炎に係る話はなかったが、リウマチと肺炎に悩む患者は多いのではなかろうか。友の会の会報誌にもよく症例がでているし、担当医も最初から肺炎を気にしていた。

歌手の八代亜紀さんが膠原病と間質性肺炎により亡くなったが、リウマチも膠原病、器質化肺炎は間質性肺炎の一種であり、ある意味妻と同じ病いである。膠原病は肺炎の罹患率が極めて高いという。

年が明けて寒くなってきたので、朝はホットパックで手を温めることにした。痛み止めも朝に飲むこともあるようである。
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2024年3月・江戸川堤 [特発性器質化肺炎]

天気の良い日、久々に江戸川堤(新葛飾橋付近)を散策した。金町浄水場の三角屋根の取水塔、遠くに富士山を望める。手前は江戸川河川敷のゴルフ場である。
(2024年1月中旬撮影、Nikon Zfc)
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映画「男はつらいよ」によくでてきた取水塔、寅さんの映画もいつしか昔になってしまった。

2024年3月
関節リウマチの症状はさほどではない状態が続いている。特発性器質化肺炎の症状はないが、治療薬としてステロイド剤プレドニン錠と血栓の薬であるリクシアナを継続している。前回の診察で指摘されたアスペルギルス肺炎の確認に今回はCTでの診断が行われ、抗菌剤の投与量が増えた。関節リウマチの薬は免疫調整薬リマチルとアザルフィジンと痛み止めを継続、ビタミンD剤や胃腸の薬も含め毎日9種類の薬を服用している。医師に薬を減らせないか打診しているが、なかなか難しいようである。

先月末に採血した検査結果は「CRP(関節の炎症度合いを示す)」の値は0.85と下降、「MMP-3(関節の破壊を示す指標)」の値は243で横這い、「リウマトイド因子(RF:rheumatoid factor)」の数値は89で、RF値は退院時から下降している。

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今月もリウマチ科と呼吸器内科の併診。呼吸器内科ではレントゲンとCTを撮影、CTはアスペルギルス肺炎の確認であるが、血液検査の「β-Dグルカン」数値は正常値に戻っている。肺炎の状態は良好であるといいながら、薬は継続である。リウマチ科の治療は呼吸器内科の治療が終わらないと次に進めないようだが、肺炎用のステロイド剤が症状を抑えている気がする。

3月の病院への支払いは血液検査が¥5,200、診察及びレントゲン・CTと9種類の薬代で¥16,920であった。

2月の中頃、散歩途中に妻は右足首を捻挫してしまい整形外科も受診している。リウマチ科の医師にも、ステロイド剤で骨が弱ってくるので(だからビタミンD剤の投与を受けてるが)注意するように言われた。

リウマチの症状はさほどではないと云っても、朝の手指の膠着はある。我が家の部屋ドアは取っ手式が多いが、唯一浴室ドアが丸ノブである。健常者には気が付かないが、妻には開けづらいとのこと、取っ手式に変換するグッズを購入した。(ドアハンドルというらしい)
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朝、ホットパックで手を温めるのは継続している。

関連ブログ:江戸川堤
介護購入品(Amazon該当頁へ):「ドアハンドル」
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